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特集 多発性骨髄腫の最新情報Ⅱ

骨髄腫治療の際の支持療法~cryotherapyも含めて~

Supportive care of treatment related complications in multiple myeloma:including cryotherapy.

石田禎夫

Pharma Medica Vol.34 No.1, 71-74, 2016

「はじめに」多発性骨髄腫(multiple myeloma;MM)に対する治療薬の開発は目覚ましく,日本でもプロテアゾーム阻害薬であるボルテゾミブ,免疫調整薬であるサリドマイド,レナリドミド,ポマリドマイド,ヒストン脱アセチル化酵素(histone deacetylase;HDAC)阻害薬であるパノビノスタットが使用可能になった。それぞれの薬剤ごとに効果が異なるように,有害事象も大きく異なる。副作用を最低限に抑え治療を継続することがMMコントロールに重要であり,それぞれの有害事象を熟知し対応することが重要と考える。誌面の都合でポイントのみを概説させていただく。
「Ⅰ.MPB療法の副作用と対策」メルファラン+プレドニゾロン+ボルテゾミブ(MPB)療法とメルファラン+プレドニゾロン(MP)療法の第Ⅲ相臨床試験であるVISTA試験1)では,4コースまではボルテゾミブを週に2回投与した。
「KEY WORDS」多発性骨髄腫,ボルテゾミブ,サリドマイド,レナリドミド,ポマリドマイド,パノビノスタット

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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