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特集 救急医療:現状と課題

日常医療を支える救急医療 熱中症患者の増加と対策について

Prophylaxis and effective care for heat stroke patients in Japan.

三宅康史

Pharma Medica Vol.33 No.3, 29-35, 2015

「はじめに~なぜ熱中症患者が増加し, 注目を浴びているのか~」21世紀に入ってからのわが国における熱中症の急増には,いくつかの理由が指摘されている1)。第1に,地球温暖化により日本の夏が変化していることがあげられる。国連の気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change;IPCC)が2014年11月に発表した統合報告書では,このままでは今世紀末の気温が最大で4.8℃上昇する危険性があると指摘している。事実,日本でも,真夏日(最高気温が30℃以上),猛暑日(同35℃以上),熱帯夜(夜間の最低気温が25℃を下回らない)は年を追うごとに増加している。さらに都心においては,昼間に熱せられたコンクリートやアスファルトが夜になって今度は放熱し始めるため,夜間の外気温が下がらないヒートアイランド現象が発生している。
「KEY WORDS」熱中症,対策,予防

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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