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特集 骨粗鬆症:超高齢社会における現状と課題

骨粗鬆症治療薬 骨吸収抑制薬

Anti-bone resorbing agents.

宮本健史

Pharma Medica Vol.33 No.2, 35-38, 2015

「はじめに」骨粗鬆症治療のために投与される治療薬は,大きく分けるとビスホスホネートに代表される骨吸収抑制薬,parathyroido hormone(PTH)製剤による骨形成促進薬,活性型ビタミンDやビタミンKのようなその他の薬剤に分類される。今日,骨粗鬆症の治療には骨吸収抑制薬が使われるケースが多いが,骨吸収抑制薬もこれまでのビスホスホネート製剤や選択的エストロゲン受容体調節薬(selective estrogen receptor modulator;SERM)に加えて,ビタミンD3の新型製剤であるED71も骨吸収抑制効果を発揮するほか,2013年には破骨細胞分化に必須のサイトカインであるreceptor activator of nuclear factor kappa B ligand(RANKL)に対する中和抗体製剤のデノスマブが使用できるようになり,また破骨細胞に特徴的な蛋白分解酵素カテプシンKの阻害薬も,骨折抑制をエンドポイントとした臨床試験が終了し,間もなく臨床の現場に登場する状況になってきた(表)。ここでは,骨吸収抑制薬に焦点をあて,それらの効能や特徴,またデノスマブやカテプシンK阻害薬については基礎的な背景も含めて解説したい。
「KEY WORDS」ビスホスホネート,選択的エストロゲン受容体調節薬(SERM),ビタミンD3アナログ,デノスマブ,カテプシンK阻害薬

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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