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特集 肺癌:最新の分子標的療法

肺癌のマイクロRNA異常

Aberrant microRNA expression in lung cancer.

牧佑歩山本寛斉宗淳一三好新一郎豊岡伸一

Pharma Medica Vol.32 No.11, 49-52, 2014

「はじめに」マイクロRNA(miRNA)は,20塩基程度の一本鎖RNAであり,LeeとAmbrosらによって最初のmiRNAであるlin-4が線虫で発見されると1),2000年にはReinhartらが,同じく線虫でlet-7を報告し2),後に種を超えて存在していることがわかった。その後,ヒトでも1,000種類以上に及ぶmiRNAが発見されている。miRNAはmRNAの翻訳を阻害することで干渉する機能をもち,真核生物で幅広く保たれている。miRNAもmRNAと同様にゲノムDNAから転写されるが,蛋白質に翻訳されることなく,核内でヘアピンループ構造を伴うprimary miRNAとして転写され,核内でマイクロプロセッサー複合体(Drosha/DGCR)により70塩基程度のprecursor miRNAに切断されると,細胞質に輸送されDicerにより二本鎖のmature miRNAが生成される(図)。
「KEY WORDS」肺癌,マイクロRNA

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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