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特集 エビデンスに基づく機能性食品の現況と展望Ⅱ

機能性食品の泌尿器科疾患におけるエビデンス

Evidence of functional foods on urological diseases.

井手久満堀江重郎

Pharma Medica Vol.32 No.9, 49-52, 2014

「はじめに」 前立腺肥大症, 勃起不全(erectile dysfunction ; ED), 前立腺癌などは, 加齢とともに増加する泌尿器疾患である. 癌死亡率の将来予測では, 前立腺癌は1995年と比較し, 2020年には約5.9倍になると予測され, 全癌種のなかで最も増加率が高い1). また, 前立腺肥大症に伴う下部尿路症状(lower urinary tract symptoms ; LUTS)は加齢とともに増加し,生活の質(quality of life ; QOL)を著しく損なう. 糖尿病などに合併することの多いEDも加齢とともに増加するが, 食生活の改善や運動により, 症状の改善や進行を遅らせることができる. これら泌尿器の代表的疾患に対する機能性食品の有用性に関して, 最近の知見を述べたい.
「I. ノコギリヤシ」 ノコギリヤシ(西洋名: Serenoa repens)は欧州や米国で前立腺肥大症に対するサプリメントとして広く用いられている.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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