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特集 エビデンスに基づく機能性食品の現況と展望Ⅱ

機能性食品の糖尿病におけるエビデンス

Risks and benefits associated with functional foods taken by patients with diabetes based on evidence.

宇都宮一典蝶野慈

Pharma Medica Vol.32 No.9, 11-14, 2014

「はじめに」 近年, 健康意識の高まりとともに, 食事や運動を含めたライフスタイルの自己管理に社会的な関心が集まっている. 特に食事は, 古くから「医食同源」という言葉が示すように, 疾病の予防や発症との間に密接な関係があることが経験的に認識されてきた. これまで, 社会的文化や背景, 個人の嗜好などが複雑に関与する食に関する研究は, 科学的根拠を構築する煩雑さから, 医療従事者の間でも敬遠される傾向にあった. しかし, 生活習慣病の予防と治療の根幹をなす食事療法について, あらゆる角度から検証しなければならない時期にある. そこで今回は, 現在までに開発された機能性食品と糖尿病の関係におけるエビデンスを再考し, 日本人の食の在り方について今後の展望を概観したい.
「I. 糖尿病における機能性食品の意義」 食事を構成する食品には機能があり, 生命維持のための栄養機能を第1次機能, 味覚や嗜好を満足させる感覚機能を第2次機能, 生理機能の変調を修復する体調調節機能を第3次機能と定めている1).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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