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特集 食道癌:疫学から治療まで

化学療法・放射線療法

Chemotherapy, radiotherapy.

竹内裕也川久保博文中村理恵子福田和正高橋常浩和田則仁才川義朗大森泰北川雄光

Pharma Medica Vol.32 No.7, 27-31, 2014

「はじめに」 食道癌は消化器癌のなかでも比較的悪性度の高い癌腫であるが, わが国における切除可能な臨床病期II, III期食道癌に対する治療は外科的切除を中心に行われてきた. しかし, 現在食道癌患者全体の5年生存率は60%台で頭打ちとなっており, 手術単独治療によるこれ以上の上乗せには限界があるものと考えられる. 食道癌は他の消化器癌に比べて化学療法や放射線療法が比較的奏効することが知られており, 食道癌治療成績のさらなる向上のためには化学療法, 放射線療法などの補助療法の導入が不可欠と考えられている1)2). 一方, 切除不能進行食道癌に対してだけでなく, 切除可能な臨床病期においても, 食道温存治療としての化学放射線療法が最近注目されている. 本稿ではこのような食道癌に対する化学療法, 放射線療法の国内外の現状を概説する.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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