本論文は2024年12月に発表されたオピニオンペーパーである1)。アミロイドβ(amyloid β:Aβ)やタウ蛋白といったバイオマーカーの研究の進歩に基づき,アルツハイマー病(Alzheimer's disease:AD)をバイオマーカーで定義する動きが加速している。特に,2024年にAlzheimer's Association(AA)によって発表された診断基準では,認知機能が正常であってもAβやタウ蛋白などのバイオマーカーが陽性であればADと診断することを提案し,話題となった。これに対し,International Working Group(IWG)はADを純粋な「生物学的な(biological)概念」として扱うことについて,その臨床面や社会面への影響を中心とした懸念を表明し,ADを「臨床-生物学的な(clinical-biological)構造」として定義することを提案している。
Latest Research ―論文紹介―
Alzheimer Disease as a Clinical-Biological Construct-An International Working Group Recommendation
掲載誌
The Curator of Neurocognitive Disorders
Vol.2 No.2 38-39,
2025
著者名
品川 俊一郎
記事体裁
抄録
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連載
疾患領域
精神疾患
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神経疾患
/
脳血管障害
診療科目
神経内科
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老年科
/
精神科
媒体
The Curator of Neurocognitive Disorders
Key Words
アルツハイマー病
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診断基準
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バイオマーカー
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認知機能
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

