―山岸先生は,終末糖化産物(Advanced Glycation End Products:AGEs)研究の第一人者として,長年にわたり糖尿病,動脈硬化,老化との関連をご研究されています.本インタビューでは,先生の知見をもとに,機能性食品の開発や研究開発のヒントとなる視点をお伺いします.

まず,AGEsとは何か,そして糖尿病や老化にどのようにかかわっているのか,初歩から教えてください.

生活習慣のゆがみによって起こる糖尿病や肥満などでは,生体内のタンパク質の糖化反応が促進されます.その結果,糖まみれになり機能が劣化したタンパク質,つまりAGEが体内に溜まってくるのです.