―御社といえば,ユニークな商品と一度聞いたら忘れないネーミングが印象的です.
小林製薬は「“あったらいいな”をカタチにする」をモットーに,当人も気付いていないような潜在的なニーズを掘り起こし,商品化することに力を注いでいます.このように当社が,ライバルのいない新しい市場を開拓する「ニッチ(隙間)戦略」をとっているのは,かつて医薬品の卸売を主力事業としていたことが理由のひとつです.取引先と同じ領域の商品を出すことは,顧客第一の精神に反します.
また,トイレの芳香消臭剤「ブルーレット®」のヒットも源流にあります.ブルーレット®は発売50周年を迎えたロングセラー商品ですが,まだトイレの水洗化率の低い1969年に,その後の需要拡大を見越して商品化しました.その成功から,市場を創り出し,自らがその市場の担い手となって大きな市場に育てていく,「小さく生んで,大きく育てる」が当社のアイデンティティになっています.
ネーミングについては,これまでになかった商品だからこそ重要です.わかりやすく覚えやすい,そして小林製薬ならではの商品の魅力が伝わること.また,数秒のCMで覚えてもらい,ドラッグストアで選んでいただけるよう,とにかく悶え悩んで考えています(笑).

