新刊
TOPICS
久山町研究における前立腺癌の疫学
掲載誌
ESPOIR
Vol.9 No.1 25-28,
2026
著者名
平 純一
/
二宮 利治
/
浜本 隆二
記事体裁
抄録
/
連載
疾患領域
癌
/
泌尿器
診療科目
泌尿器科
/
腫瘍内科
媒体
ESPOIR
前立腺癌は世界的にみて男性で2番目に多い頻度でみられ,男性癌死因の第5位となっている。わが国においても前立腺癌患者数は増加傾向にあり,2021年の男性罹患数は第1位である。前立腺癌の年齢調整罹患率は近年やや頭打ちになってはいるものの,過去20年で約3倍に増加している。この増加傾向は,高齢化や食習慣の西洋化といった危険因子の変化に起因すると考えられているが,前立腺特異抗原(PSA)によるスクリーニング検査の普及やMRIをはじめとする画像診断技術の向上により,従来は検出されなかった前立腺癌が診断されるようになった結果,統計学的に増加している,いわゆる「検出バイアス」が近年の前立腺癌増加の一因となっている可能性も否定できない。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

