<TALAPRO-2試験1)2)>
2019年1月~2020年1月の間に805名の患者がエントリーされた前向き二重盲検ランダム比較試験である。対象はアンドロゲン除去療法施行中の無症状ないし軽度の有症状の転移性去勢抵抗性癌(metastatic castration-resistant prostate cancer:mCRPC)症例であり,アジア地域(わが国も含む)を含めた26ヵ国で行われた国際共同臨床試験である。1:1の割り付けで402名および403名がそれぞれタラゾパリブ0.5mgにエンザルタミド160mgを併用する群,プラセボとエンザルタミド160mg群に割り付けられた。