男性の新規罹患数が最多である前立腺癌は,転移を有したり従来の治療に抵抗を示したりする場合,治療選択肢が限られ,予後不良となる。特に,転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)の5年生存率は20%未満で,致死的病態とされている1)2)。従来の癌治療は外科手術,放射線療法,化学療法が主体であり,ウイルス療法は新規の概念に基づく治療法である。これまで,遺伝子工学の進歩により遺伝子治療,特にウイルスベクターやがん治療用ウイルスを使用した研究報告が多くなされてきた。
TOPICS
前立腺癌のウイルス療法
掲載誌
ESPOIR
Vol.8 No.1 26-30,
2025
著者名
角谷 成紀
/
福原 浩
記事体裁
抄録
/
連載
疾患領域
癌
/
泌尿器
診療科目
泌尿器科
/
腫瘍内科
媒体
ESPOIR
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。