日本では2019年に包括的がんゲノムプロファイリング検査が,2021年に転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)に対してPARP阻害薬が保険適応となったことをきっかけに,前立腺癌領域におけるゲノム医療の臨床導入が進んでいる。BRCA1/2遺伝子変異の検出にはPARP阻害薬のコンパニオン診断である3つの検査が行われているが,実臨床を踏まえてmCRPCより早いタイミングでの実施が望まれている。本座談会では基礎,臨床,遺伝医学の各観点から,前立腺癌領域における現状と問題点,今後の展望などをご討議いただいた。
Round Table Discussion 座談会
遺伝子情報に基づいた治療選択と治療の現状
掲載誌
ESPOIR
Vol.7 No.2 5-12,
2024
著者名
植村 天受
/
西原 広史
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小原 航
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櫻井 晃洋
記事体裁
抄録
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連載
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座談会・対談
疾患領域
癌
/
泌尿器
診療科目
腫瘍内科
/
泌尿器科
媒体
ESPOIR
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。