ASCO 2022

ASCO 2022は，６月３～７日の５日間にわたり，例年と同じ米国・シカゴのMcCormick Placeで開催された（写真１）。コロナ禍の前は，例年日本発シカゴ行きの直行便がこの時期は満席になるほど多くの日本人がASCOに参加していた。小生も2018年から２年連続で現地参加する機会が与えられ，現地での癌に対する薬物療法の熱気に直に触れることができ，学会の規模の大きさに驚いていた（実際に頭に残っている思い出は，Tボーンステーキとディープディッシュピザである）。昨年に続き今年もコロナ禍のため現地参加することはできなかったが，ハイブリッド開催となり国内にいながらも参加可能となっている。コロナ禍によりリモートワークやweb会議などが発展したことはメリットの１つであるが，やはり現地で直接目に触れ，人と対面で話すことにより得られるもののほうが圧倒的に多く重要であると感じる。