アビラテロン,エンザルタミド,アパルタミドなどの第2世代抗アンドロゲン薬は,従来はビカルタミドを代表とする第1世代抗アンドロゲン薬に抵抗性,すなわち去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)に使用されてきたが,近年LATITUDE試験1),ARCHES試験2),TITAN試験3)の結果ホルモン療法未治療の転移性前立腺癌(mHNPC)に対するupfrontでの使用の有効性が示され,2018年2月にわが国でもハイリスクmHNPCに対するアビラテロンの使用が承認された。