Cancer-Immunological Topics
2 ウイルス療法とは
掲載誌
がん免疫療法 Cancer Immunotherapy
Vol.1 No.1 51-52,
2017
著者名
藤原 俊義
記事体裁
抄録
疾患領域
癌
診療科目
腫瘍内科
媒体
がん免疫療法 Cancer Immunotherapy
ウイルスはその生活環として,本来ヒトの細胞に感染・増殖し,その細胞をさまざまな機序により破壊する.最近の遺伝子工学の進歩により,この増殖能に選択性を付加することで,ウイルスをがん細胞のみを殺傷する治療用医薬品として用いることができるようになってきた.外来性にウイルスが感染することで,生体内でさまざまな免疫反応が惹起される.ウイルス感染細胞からのインターフェロンの分泌はよく知られており,ウイルス増殖と同時に産生されることで局所的あるいは全身的な影響を及ぼす.ウイルスそのものを用いた免疫療法や免疫チェックポイント阻害剤との併用など,多様な治療戦略が試みられている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

