シミは局所にメラニン色素が増強した後天性の色素斑であるが,いくつかの疾患が存在し,さらに混在している場合も多い.筆者はこのような状態を加齢性混在型色素沈着症(aging complex pigmentation;ACP)と称し1),治療を行う前に,皮膚の状態を含めどのようなシミがあるかを診断,それに対する治療の選択,アプローチの重要性を学会などで報告してきた.ポイントで診るのではなく全体像を診ることにより,よりよい治療効果を得ることができる.ACPという診断,考え方に関しては賛同する人は多い.今回,改めてACPに関して再考する.
新刊
【特集 シミ アップデート】
Feature Articles 特集論文 4.シミ治療の進歩とACPという考え方
掲載誌
Bella Pelle
Vol.10 No.3 30-35,
2025
著者名
山下 理絵
/
近藤 謙司
記事体裁
抄録
/
特集
疾患領域
皮膚疾患
診療科目
皮膚科
/
美容皮膚科
/
形成外科
媒体
Bella Pelle
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。