美容皮膚科講義
Paper No.1 532nm,730nm,755nm,785nm,および1,064nmのピコ秒レーザーによる色素性病変の治療を評価するためのメラノソーム破壊の波長依存性閾値フルエンス
掲載誌
Bella Pelle
Vol.10 No.1 54,
2025
著者名
山田 秀和
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根本 美穂
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松本 彩希
記事体裁
抄録
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連載
疾患領域
皮膚疾患
診療科目
皮膚科
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美容外科
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美容皮膚科
媒体
Bella Pelle
Key Words
ピコ秒レーザー
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色素性病変
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閾値フルエンス
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臨床エンドポイント
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メラノソーム破壊
アジア人のスキンタイプに適した新しいレーザースキントーニング技術は,色調改善やリジュビネーション治療として近年人気を集めている.とくに,色素性病変は,表皮基底層のメラノサイトによる過剰なメラノソーム産生や真皮のメラノサイト異常増殖がおもな原因である.これらの病変に対する治療では,ターゲットの熱緩和時間より短いパルス幅と,メラニンが吸収しやすい波長(可視光線~近赤外線)が用いられ,選択的にメラノソームを破壊することが可能である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。