【特集 クマ・くすみ】
              
 Feature Articles 特集論文 1.クマに対する手術
                  掲載誌
                
 
                  Bella Pelle
                  Vol.10 No.1 14-18,
                  
                    2025
                  
 
                    著者名
                  
  
                          緒方 寿夫
                        
 
                    記事体裁
                  
  
                          抄録
                        / 
                          特集
                        
 
                    疾患領域
                  
  
                          皮膚疾患
                        
                    診療科目
                  
  
                          美容外科
                        / 
                          形成外科
                        
 
                    媒体
                  
 
                      Bella Pelle
                    
 下眼瞼部の凹凸によって生じる影「クマ」は,たるみ・膨らみを称するバギーアイリッドの一症状であり,おもに眼窩部と頬部の境目である「眼窩頬溝」での影が治療対象となる.凸部の減量と凹部の増量,また,眼窩頬溝(硬組織への引き込み)の解除による平坦化で影の改善を期待し,脂肪除去(や移動)による減量,注入療法(や脂肪移動)による増量,靱帯切離(や組織剝離)による皮膚と硬組織のつながりの解除などが行われる.生来の骨格,加齢による軟部組織のたるみ,表情時の変化など,患者ごとに形態も一様でないため,治療選択には形態とその成因の把握が肝要となる.本稿では,クマの成因と,手術療法の基本となる脂肪除去の手技を示し,スキンケア,注入療法など,総合的に治療を行う美容医療に携わる先生方の治療選択の一助としたい.
          ※記事の内容は雑誌掲載時のものです。