BP-Infomation
第1回未来肌研究会総会
掲載誌
Bella Pelle
Vol.9 No.2 54-56,
2024
記事体裁
抄録
/
連載
疾患領域
皮膚疾患
診療科目
皮膚科
/
美容皮膚科
媒体
Bella Pelle
未来肌研究会は,外科的治療,高周波・超音波治療によることなく,より低侵襲的な注入療法により,真皮の細胞外マトリックス(extracellular matrix;ECM),膠原線維,弾性線維の再生から皮膚の若返りをめざす治療を検討すべく設置された.本研究会では,エビデンス構築のための臨床研究により得られた情報や,最新の知見を共有し,美容医療従事者の知識のアップデートに貢献することを目的として,2023年5月21日(日)に第1回総会が開催された.
総会では,座長の川島 眞先生より未来肌研究会の役割と,真皮のECMにアプローチする製剤の可能性についての説明がなされた後,ECM製剤基礎編として橋本 聡先生,牧野良彦先生,ECM製剤応用編として田中志保先生,梁川厚子先生よりご講演をいただいた.あわせて土屋佳奈先生より,ECM製剤の皮膚線条に対する有用性について中間報告を発表いただき,本領域のオピニオンリーダーであるDr.Elena Fasolaからは特別講演として,ECM再生をめざした製剤の海外における最新の知見をご紹介いただいた.
ここでは,総会におけるECM製剤基礎編,ECM製剤応用編の各講演の内容をダイジェストでお伝えする.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。