美容皮膚科講義
              
 Paper No.2 老化組織の再生と創傷治癒のための再プログラムされた線維芽細胞の移植
                  掲載誌
                
 
                  Bella Pelle
                  Vol.9 No.2 51,
                  
                    2024
                  
 
                    著者名
                  
  
                          山田 秀和
                        / 
                          根本 美穂
                        / 
                          松本 彩希
                        
 
                    記事体裁
                  
  
                          抄録
                        / 
                          連載
                        
 
                    疾患領域
                  
  
                          アンチエイジング
                        / 
                          皮膚疾患
                        
                    診療科目
                  
  
                          皮膚科
                        / 
                          美容皮膚科
                        / 
                          美容外科
                        
 
                    媒体
                  
 
                      Bella Pelle
                    
 
                    Key Words
                  
  
                          細胞外マトリックス蛋白質
                        / 
                          PR細胞
                        / 
                          若返り
                        / 
                          創傷治癒
                        
皮膚組織が老化すると真皮線維芽細胞の数が減少し,細胞外マトリックス(extracellular matrix;ECM)蛋白質の沈着が変化した結果,組織の恒常性と創傷治癒が損なわれる.これに対し,患者自身の組織に由来する細胞の移植である自家細胞移植や健康なドナーから細胞移植を行う同種異系細胞移植などの治療が,組織修復を改善するために使用されてきた.しかし,これらの治療法には,豊富な数の高品質の細胞を採取することの難しさや複雑な臨床手順が必要であり,限界がある.さらに,同種移植には免疫学的拒絶反応などの課題もある.
          ※記事の内容は雑誌掲載時のものです。