Skill up for Specialist 正しい施術とトラブル解決を学ぶ
vol.13 外科的フェイスリフト
掲載誌
Bella Pelle
Vol.8 No.4 35-38,
2023
著者名
秋本 峰克
/
中北 信昭
記事体裁
抄録
/
連載
疾患領域
皮膚疾患
診療科目
美容外科
/
形成外科
媒体
Bella Pelle
各種機器や糸によるリフトアップは,侵襲が少ないため近年人気のある美容治療である.しかしながら,効果が短期間しか得られなかったり,余剰な皮膚に対してのアプローチが必ずしもできない.一方で,外科的フェイスリフトは侵襲はあるものの,SMAS(superficial musculoaponeurotic system)の処理や余剰な皮膚の切除を行うことで術後の満足度が高い治療方法である.明らかにされてきたさまざまな解剖学的知見から,靭帯処理を追加する術式,より深部構造を対象とした術式も行われているが,標準的なSMASの処理,余剰な皮膚の切除を行うベーシックなフェイスリフトでも患者の満足度は得られる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。