「手の老化」と聞くと,どのような変化を思い浮かべるだろうか.手背は加齢による組織の萎縮により骨っぽくなり,血管が目立つようになる.また,シミやシワといった光老化も挙げられるだろう.
2019年に全国の20~60歳代女性800人を対象に行われた,手に関するインターネット調査1)では,自分の身体および他人の身体で老化を感じる部分について,約5割の女性が「顔」,「髪」の次に「手」を挙げていた.
また,老けてみえる手の特徴について聞いたところ,1位は「しわが目立つ手」という結果となった.2位は年代で結果が分かれ,20~30歳代は「乾燥した手」,40~60歳代は「しみがある手」と回答していた.また,50~60歳代は2人に1人が「血管が目立つ手」を気にしていると答えた.