美白化粧品のターゲットとなるシミは,加齢やホルモン,慢性的な紫外線曝露などさまざまな要因によって生成,増悪する色素沈着症である.20〜70歳代の健常女性300名を対象に年齢と顔面の色素沈着面積との関係を比較したデータを図1に示す.加齢に伴い,色素沈着面積が拡大し,個人間のばらつきも拡大していることから,シミが30歳代以降の女性の肌悩みの上位に挙げられるのもうなずける.
美白化粧品市場は2,500億円前後とスキンケア市場の約5分の1をも占める大きな市場である.この高いニーズに応えるべく,色素沈着メカニズム解明研究や美白化粧品の開発が精力的に行われている.