乾燥をどのような観点で捉えるか,アンチエイジングでは環境も含めた観点で捉えると,対策も新たな発想が湧いてくる.一般的に,ドライアイやドライマウスといわれた場合にはシェーグレン症候群1)を疑うことが多い.しかし,それ以外の場合でも乾燥をさまざまなところで訴える場合がある.近年これらをまとめてドライシンドローム(乾燥症候群)として考えていく場合がある.正式な病名ではないが,乾燥の面から分泌機能の低下による不快感や生活上の問題を捉えるという点で,共通の疾患をまとめているといえよう.美容皮膚科領域では,目,口,鼻,皮膚,陰部(膣)の乾燥を訴える場合が多い.当然,皮膚の乾燥の原因を聞かれる場合が多いが,ドライシンドロームという観点から検討することも重要と思われる.とくに高齢社会において加齢やストレスが悪化の因子になっている場合もある.アンチエイジング的には,潤いのある臓器は若々しい証拠でもある.老化に伴い,男性ホルモンや女性ホルモンの低下に伴う乾燥も起こる.
美容皮膚科講義
第13回 ドライシンドロームと対策
掲載誌
Bella Pelle
Vol.5 No.1 47,
2020
著者名
山田 秀和
記事体裁
連載
/
抄録
疾患領域
皮膚疾患
診療科目
形成外科
/
皮膚科
媒体
Bella Pelle
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

