皮脂腺は,皮表に脂質膜を形成することで皮膚バリア機能調節の一端を担っている.乾燥肌では皮膚表面の皮脂量が減少しており,それが皮膚バリア機能低下の一因となる.皮脂産生・分泌の回復は乾燥肌の改善に繋がると考えられるが,皮脂産生促進を機序とする医薬品・化粧品候補物質についてはほとんど報告がない.しかし,ヒト試験や動物実験において,外用薬により皮脂腺の活動性が制御される可能性も報告されている1-3).すなわち,外用による皮脂腺の機能調節も可能であると考えられる.本論文では,外用による皮脂腺の活性化が乾燥肌の改善に繋がる可能性を,経皮吸収経路と新たな標的分子の観点から考察する.
【特集 肌質】
Feature Articles 特集論文 4. 外用による脂腺の活性化で乾燥肌の改善を目指す方法
掲載誌
Bella Pelle
Vol.5 No.1 30-34,
2020
著者名
佐藤隆
記事体裁
特集
/
抄録
疾患領域
皮膚疾患
診療科目
形成外科
/
皮膚科
媒体
Bella Pelle
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

