Theme 第7回肺高血圧症ワールドシンポジウム What's New Round State of the Art
第3群肺高血圧症
掲載誌
Pulmonary Hypertension Update
Vol.10 No.2 26-33,
2024
著者名
田邉 信宏
/
須田 理香
/
杉浦 寿彦
記事体裁
抄録
/
特集
疾患領域
循環器
/
呼吸器
診療科目
循環器内科
/
呼吸器内科
媒体
Pulmonary Hypertension Update
Key Words
慢性閉塞性肺疾患
/
間質性肺疾患
/
フェノタイプ
/
レジストリ
/
吸入トレプロスチニル
第7回肺高血圧症ワールドシンポジウムの第3群肺高血圧症(PH)におけるトピックスは,第3群PHの分類が生理学的分類から疾患分類に変更になったこと,肺動脈性肺高血圧症のpulmonary phenotypeや,軽度の肺疾患に伴うPHが存在し,その境界は明瞭ではないこと,間質性肺疾患に伴うPHにおける吸入トレプロチニルのランダム化比較試験でその有効性が示されたこと,一方,慢性閉塞性肺疾患に伴うPHでは否定的な結果になったこと,高画質なCT画像,肺拡散能を含む精密肺機能,肺血行動態から,治験が成功するフェノタイプを選択すべきことなどの提言が挙げられる。さらに今後,新規診断・予後・治療のバイオマーカーの開発やオミックス研究,フェノタイプや治療を勘案したレジストリー研究,肺疾患の有無にかかわらず,環境・暴露因子の肺血管疾患への影響をみることが提案された。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

