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Theme 肺高血圧症治療薬の歩みとこれから Round Table Discussion

肺高血圧症治療薬の歩みとこれから


掲載誌
Pulmonary Hypertension Update Vol.10 No.1 12-21, 2024
著者名
桑名 正隆 / 江本 憲昭 / 中岡 良和 / 渡邉 裕司
記事体裁
抄録 / 特集 / 座談会・対談
疾患領域
循環器 / 呼吸器
診療科目
循環器内科 / 呼吸器内科
媒体
Pulmonary Hypertension Update

1980年代までは肺高血圧症の予後はきわめて不良であったが,1990年代に入り,肺動脈性肺高血圧症(PAH)に対してプロスタサイクリン(PGI2),エンドセリン受容体拮抗薬(ERA),ホスホジエステラーゼ(PDE)5阻害薬などの血管拡張薬が次々に開発され,PAH患者の予後は大きく改善した。しかし,近年のPAH 患者の高齢化に伴い,心肺合併症を伴う例が増え,十分な治療効果が得られないケースも増えており,血管拡張に限定しない新たな作用機序の治療薬の開発が望まれている。本座談会では肺血管拡張薬の開発に携わってこられた先生方,基礎研究を通じて新たな治療標的の同定に尽力されている先生方にお集まりいただき,PAH 治療の変遷と現在開発中の薬剤,基礎研究の成果から今後期待されるPAH治療の方向性についてディスカッションいただいた。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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