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Theme 新しい肺高血圧症の定義 State of the Art

膠原病に伴う肺動脈性肺高血圧症


掲載誌
Pulmonary Hypertension Update Vol.9 No.1 19-24, 2023
著者名
川口 鎮司
記事体裁
抄録 / 特集
疾患領域
循環器 / 呼吸器 / 膠原病・リウマチ性疾患疫
診療科目
循環器内科 / 呼吸器内科
媒体
Pulmonary Hypertension Update
Key Words
肺動脈性肺高血圧症 / 混合性結合組織病 / 全身性強皮症 / 全身性エリテマトーデス / 平均肺動脈圧

欧州心臓病学会および欧州呼吸器学会から新しい肺高血圧症(PH)の定義が提唱された。平均肺動脈圧は,25mmHg以上から20mmHgより高い場合に変更となり,より低い平均肺動脈圧から診断が可能となった。前毛細血管性(肺動脈性肺高血圧症)であれば,肺動脈楔入圧が15mmHg以下,肺血管抵抗が2Wood unit以上と定義された。この定義により,今まではPHと診断できなかった症例がPHと診断されるようになる。特に膠原病では,PHの合併を疑い,自覚症状に乏しい早期からスクリーニングを行っていることから,この診断基準により,早期診断が可能となることが予測される。膠原病のなかでも,徐々に肺血管のリモデリングが進行していく全身性強皮症に伴うPAHにおいて,早期診断に有用となることが考えられる。今後,この診断にあわせて今までよりも早期診断・治療が可能となる。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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