「ポイント」

・乳腺のエイジングは性ホルモンの影響を強く受ける。

・妊娠,出産,授乳による乳腺の変化によって,一時的に乳癌のリスクが上昇する危険性がある。

・初産年齢の高齢化の影響を受け,現在の罹患のピークである40歳台後半よりもさらに若い年齢層で乳癌の罹患が増える可能性がある。

・若年層の女性を乳癌から守るために,遺伝的背景や人生設計を踏まえて,検診・予防プログラムの個別化・最適化を進めていくことが求められる。