わが国では,甲状腺細胞診の報告様式は2005年に改定された甲状腺癌取扱い規約(以後取扱い規約)第6版1)が標準となっていたが,2015年11月に取扱い規約第7版2)が発刊された。これにより細胞診判定区分の一部が変更された。今回,取扱い規約第6版での細胞診判定区分を取扱い規約第7版で再評価し,取扱い規約第7版の有用性につき検討した。