Round Table Discussion
ゲノム・ニューロサイエンス領域における新しい向精神薬ターゲット
掲載誌
精神科臨床 Legato
Vol.10 No.3 4-11,
2024
著者名
岩田 仲生
/
岡野 栄之
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貝淵 弘三
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牧之段 学
記事体裁
抄録
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座談会・対談
疾患領域
精神疾患
診療科目
心療内科
/
精神科
媒体
精神科臨床 Legato
医学の進展には,基礎研究による疾患の病態解明が欠かせない。しかし,統合失調症をはじめとする精神疾患の原因はいまだ明らかになっておらず,詳しい病態がブラックボックスのまま診断と治療が行われてきた。近年,革新的な技術の登場により,ゲノムワイド関連解析(GWAS)や網羅的遺伝子発現解析,患者由来の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から分化誘導した神経細胞を用いた研究など,新たなアプローチで精神疾患の病態解明へ向けた研究が精力的に行われている。本座談会では,最先端の研究に従事されている先生方にお集まりいただき,精神疾患研究がどこまで進み,実際の治療にどう反映されていくのかについて,専門家の視点から展望いただいた。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。