Psychiatric Lecture
予防 オンライン健康医療相談サービスによる産後うつ予防効果とそのメカニズム
掲載誌
精神科臨床 Legato
Vol.10 No.2 32-36,
2024
著者名
荒川 裕貴
記事体裁
抄録
疾患領域
精神疾患
診療科目
心療内科
/
精神科
媒体
精神科臨床 Legato
Key Words
周産期うつ
/
オンライン健康医療相談
/
アクセス障壁
/
mHealth
周産期うつは予防や治療が可能であるが,支援が必要な女性の多くが未同定・未介入であるとされ,その理由にヘルスケアへのアクセスに物理的・精神的な障壁が存在することが指摘されている。筆者らは,オンライン健康医療相談サービスを周産期の女性へ提供することがこのアクセス障壁の影響を減らし,周産期のメンタルヘルスの向上につながるかを検証し,サービスが利用可能であった女性は産後うつ症状を有する割合が低かったことを実証的に明らかにした。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。