Psychiatric Lecture
成因・危険因子 ゲノムコピー数バリアントに着目した重症摂食症の病因解析
掲載誌
精神科臨床 Legato
Vol.10 No.1 18-21,
2024
著者名
久島 周
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今枝 美穂
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田中 聡
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加藤 秀一
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大矢 友子
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中杤 昌弘
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アレクシッチ・ ブランコ
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尾崎 紀夫
記事体裁
抄録
疾患領域
精神疾患
診療科目
心療内科
/
精神科
媒体
精神科臨床 Legato
Key Words
摂食症
/
コピー数バリアント
/
シナプス
摂食症の発症には遺伝的要因が関与することが知られている。筆者らは,重症の摂食症患者を対象にゲノムコピー数バリアント(CNV)解析を行った結果,神経発達症に関連するCNVが発症リスクに関与すること,摂食症病態にシナプス機能異常が寄与することが示唆された。この知見に基づき,今後,分子メカニズムの解明が進むことが期待される。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。