2021年,藤田医科大学医学部精神科の岸太郎准教授らは,急性期統合失調症患者に対する抗精神病薬の有効性と安全性について,日本人を対象にしたプラセボ対照ランダム化比較試験(RCT)のみを使用してシステマティックレビューとネットワークメタ解析を行った1)。同研究について,筆頭著者の岸先生に,日本人のみのRCTを対象とした理由,研究結果の概要,日常臨床に活かせるポイントを伺った。