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M-Review

Psychiatric Lecture

成因・危険因子 抑うつ的な妊産婦の心を理解し,対応する

―産後うつ病健診実施などを踏まえて―

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掲載誌
精神科臨床 Legato Vol.4 No.3 16-21, 2018
著者名
尾崎紀夫
記事体裁
連載 / 抄録
疾患領域
精神疾患
診療科目
精神科
媒体
精神科臨床 Legato

―妊産婦の自死数とその要因を教えてください。
周産期はうつ病・双極性障害の発症・再発が生じやすく,海外の報告によると,自死は産後の死亡の20%を占め,さらに妊娠中と産後の自傷企図は5~14%とされていました1)。一方,東京都内で実施した調査によれば,2005~2014年の10年間に自死を遂げた妊産婦は計63人(妊娠中23人,産後40人)にのぼり,産後自死の6割は精神疾患の加療中,約3割が産後うつであったことが報告されました2)。この報告と海外の報告を比べると,妊産婦10万人あたりの自死数はスウェーデン3.7人3),英国2人4)であったのに対し日本では8.7人と極めて高いことが明らかになりました。さらに,わが国の報告によると,産後自死中の未治療群の約半数は育児に関する悩みを周囲が確認していたものの,本人が精神科診療を拒否して,自死に至っています。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

精神科臨床 Legato2018年11月号(Vol.4 No.3)

統合失調症や気分障害を中心に精神科領域全体を広く取り上げ,そのときのトレンドに沿った話題や読者が診療において役立つ情報を提供し,精神科臨床の向上に貢献することを目指したものである。

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