―妊産婦の自死数とその要因を教えてください。
周産期はうつ病・双極性障害の発症・再発が生じやすく,海外の報告によると,自死は産後の死亡の20%を占め,さらに妊娠中と産後の自傷企図は5~14%とされていました1)。一方,東京都内で実施した調査によれば,2005~2014年の10年間に自死を遂げた妊産婦は計63人(妊娠中23人,産後40人)にのぼり,産後自死の6割は精神疾患の加療中,約3割が産後うつであったことが報告されました2)。この報告と海外の報告を比べると,妊産婦10万人あたりの自死数はスウェーデン3.7人3),英国2人4)であったのに対し日本では8.7人と極めて高いことが明らかになりました。さらに,わが国の報告によると,産後自死中の未治療群の約半数は育児に関する悩みを周囲が確認していたものの,本人が精神科診療を拒否して,自死に至っています。
周産期はうつ病・双極性障害の発症・再発が生じやすく,海外の報告によると,自死は産後の死亡の20%を占め,さらに妊娠中と産後の自傷企図は5~14%とされていました1)。一方,東京都内で実施した調査によれば,2005~2014年の10年間に自死を遂げた妊産婦は計63人(妊娠中23人,産後40人)にのぼり,産後自死の6割は精神疾患の加療中,約3割が産後うつであったことが報告されました2)。この報告と海外の報告を比べると,妊産婦10万人あたりの自死数はスウェーデン3.7人3),英国2人4)であったのに対し日本では8.7人と極めて高いことが明らかになりました。さらに,わが国の報告によると,産後自死中の未治療群の約半数は育児に関する悩みを周囲が確認していたものの,本人が精神科診療を拒否して,自死に至っています。

