―アルコール健康障害対策基本法が施行され,アルコール依存症の問題がより注目されています。臨床での動向を教えてください。
2013年に実施された厚生労働省研究班の全国調査では,ICD-10診断基準によるアルコール依存症の経験者数は109万人と推計されています。2008年の全国調査では推計60万人でしたので,数値としては大幅に増加したことになります。あくまで推計であり,実際に5年で1.5倍以上増加したとは言い切れませんが,問題はそのなかで通院しているのは約4万人にすぎないという点です。そこで現在,依存症の未受診者を専門的治療につなげる対策が大きな課題として浮上しています。
2013年に実施された厚生労働省研究班の全国調査では,ICD-10診断基準によるアルコール依存症の経験者数は109万人と推計されています。2008年の全国調査では推計60万人でしたので,数値としては大幅に増加したことになります。あくまで推計であり,実際に5年で1.5倍以上増加したとは言い切れませんが,問題はそのなかで通院しているのは約4万人にすぎないという点です。そこで現在,依存症の未受診者を専門的治療につなげる対策が大きな課題として浮上しています。

