Interval cancerは中間期癌とよばれ,一定の間隔でがん検診を実施しているとき,その検診間隔の間に発見される癌のことをいう。最近では,大腸内視鏡によるがん検診で発見される大腸interval cancerは,post-colonoscopy colorectal cancer(PCCRC)を使用することが適切とされている。PCCRCには,見逃し癌と急速発育癌の2つの要因が絡むとされ,見逃し癌がほとんどとする報告が多い。PCCRCは,adenoma detection rateと同様に,大腸内視鏡検査の質・精度をみるindicatorの役割を有している。当院で発見された8例のPCCRCも見逃しが主な要因と考えるが,そのなかの4例は20mm以下のT1bからT2浸潤癌であり,形態もLST-NGとⅡc由来を伺わせる病変であり急速発育癌の関与も否定できない。癌を見逃さない予防対策としてNBIなどの特殊光観察も有用であるが,もっとも大切なことは注意力をもった丁寧な観察を行うことにあると考えている。そのうえで,見逃しによるPCCRCではなく,明らかな急速発育癌を抽出し,それらの遺伝子解析を含めた詳細な検討から大腸癌の病態解明につなげていくこと,それが本来のPCCRCを抽出する意義と考える。
「KEY WORDS」Interval cancer,Post-colonoscopy colorectal cancer(PCCRC),見逃し癌,急速発育癌