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M-Review

State of the art 大腸腫瘍性病変の見逃し予防の工夫 大腸内視鏡検査ADR向上を求めて

大腸 Interval cancer

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掲載誌
大腸がんperspective Vol.4 No.3 20-26, 2019
著者名
藤井隆広
記事体裁
特集 / 抄録
疾患領域
消化器 / 癌
診療科目
消化器内科 / 腫瘍内科 / 消化器外科
媒体
大腸がんperspective
Key Words
Interval cancer / Post-colonoscopy colorectal cancer(PCCRC) / 見逃し癌 / 急速発育癌

Interval cancerは中間期癌とよばれ,一定の間隔でがん検診を実施しているとき,その検診間隔の間に発見される癌のことをいう。最近では,大腸内視鏡によるがん検診で発見される大腸interval cancerは,post-colonoscopy colorectal cancer(PCCRC)を使用することが適切とされている。PCCRCには,見逃し癌と急速発育癌の2つの要因が絡むとされ,見逃し癌がほとんどとする報告が多い。PCCRCは,adenoma detection rateと同様に,大腸内視鏡検査の質・精度をみるindicatorの役割を有している。当院で発見された8例のPCCRCも見逃しが主な要因と考えるが,そのなかの4例は20mm以下のT1bからT2浸潤癌であり,形態もLST-NGとⅡc由来を伺わせる病変であり急速発育癌の関与も否定できない。癌を見逃さない予防対策としてNBIなどの特殊光観察も有用であるが,もっとも大切なことは注意力をもった丁寧な観察を行うことにあると考えている。そのうえで,見逃しによるPCCRCではなく,明らかな急速発育癌を抽出し,それらの遺伝子解析を含めた詳細な検討から大腸癌の病態解明につなげていくこと,それが本来のPCCRCを抽出する意義と考える。
「KEY WORDS」Interval cancer,Post-colonoscopy colorectal cancer(PCCRC),見逃し癌,急速発育癌

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

大腸がんperspective2019 Vol.4 No.3

大腸癌の診断・治療に携わる外科・内科・内視鏡・放射線・病理等の医師を読者対象とし,大腸癌を外科医や内科医のみの視点でなく,総合的な観点から検討された情報の発信を目的とした雑誌です。診断や治療の進歩のみならず,分子生物学,遺伝子,病理,などを含めて,基礎研究から臨床への橋渡しを行い,さらには,海外の基礎研究・臨床のトピックスを同時並行的に伝えるべく,国際的な視点をもった雑誌を目指しています。

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