血友病最前線
【臨床】インヒビター保有血友病患者へのバイパス製剤の定期投与
掲載誌
Frontiers in Haemophilia
Vol.3 No.1 23-26,
2016
著者名
佐藤哲司
記事体裁
抄録
疾患領域
血液
/
小児疾患
診療科目
血液内科
/
小児科
媒体
Frontiers in Haemophilia
「緒言」近年,著しく進歩している血友病治療のなかで,いまだに困難な問題はインヒビター保有例に対する治療であるといっても過言ではない.血友病Aでは20~30%,血友病Bでは1~3%に第VIII因子もしくは第IX因子に対する同種抗体であるインヒビターを合併する.インヒビター保有例に対する治療方針は,これまで,①出血時の治療,②インヒビターを消失させる治療の2つを軸に考えられてきた.①に対する治療は,中和療法を行うか,バイパス製剤のいずれかで治療を行ってきた.バイパス製剤には,これまでaPCC(activated prothrombin complex concentrates:活性型プロトロンビン複合体製剤)もしくはrFVIIa(recombinant activated factor VII:遺伝子組換え活性型血液凝固第VII因子製剤)があったが,2014年9月からは血漿由来活性型FVIIa/FX複合製剤が新たに選択肢として加わり,治療が多様化している.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

