発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)は見過ごされがちな稀少疾患であり,診断,重症度分類,治療方針に関して,広く情報共有されることが望まれている。米国の症例と比較した調査では,本邦の症例は再生不良性貧血(AA)などの骨髄不全の経過中にPNHを発症する例がより多くみられている1)。今回われわれは骨髄異形成症候群(MDS)と診断し経過中にPNHを発症した症例を経験したので報告する。