この10年で,頭頸部がん領域において分子標的薬,免疫チェックポイント阻害薬の開発が進んできた。特に免疫チェックポイント阻害薬は,CheckMate141試験およびKEYNOTE-048試験の結果から,再発・転移頭頸部扁平上皮がん(RM-HNSCC)における標準治療に用いられるようになった。また,局所進行頭頸部扁平上皮がん(LA-HNSCC)においても,免疫チェックポイント阻害薬の開発が現在進行中である。
現在,頭頸部扁平上皮がんでは抗PD-1/PD-L1抗体を主軸として,分子標的薬,他の免疫チェックポイント阻害薬,放射線療法や手術との併用療法など多角的なアプローチで治療開発が進められており,さらなる治療効果の向上に期待が寄せられる。
「KEY WORDS」分子標的薬,免疫チェックポイント阻害薬,抗PD-1抗体,抗PD-L1抗体,化学放射線療法
現在,頭頸部扁平上皮がんでは抗PD-1/PD-L1抗体を主軸として,分子標的薬,他の免疫チェックポイント阻害薬,放射線療法や手術との併用療法など多角的なアプローチで治療開発が進められており,さらなる治療効果の向上に期待が寄せられる。
「KEY WORDS」分子標的薬,免疫チェックポイント阻害薬,抗PD-1抗体,抗PD-L1抗体,化学放射線療法