DISCUSSION
小児へのワクチンの筋肉内注射について
掲載誌
up-to-date 子どもの感染症
Vol.12 No.1 4-11,
2024
著者名
岩田 敏
/
岡田 賢司
/
中野 貴司
/
峯 眞人
記事体裁
抄録
/
座談会・対談
疾患領域
感染症
/
小児疾患
診療科目
小児科
媒体
up-to-date 子どもの感染症
わが国では,小児に対するワクチン接種の多くが皮下注射で行われている.しかし海外では,生ワクチンを除くほとんどのワクチンが原則,筋肉内注射で接種されている.新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックを機に,日本においても小児に対して新型コロナワクチンの筋肉内注射が実施された.また,2024年4月より定期接種の対象となった5種混合ワクチンおよび15価肺炎球菌結合型ワクチン,2024年10月より定期接種となった20価肺炎球菌結合型ワクチンは,いずれも電子添文(添付文書)の記載が「皮下または筋肉内に接種する」となっている.今後,日本でも,小児へのワクチンの筋肉内注射は浸透していくのだろうか.本領域に見識の深い先生方に討論していただいた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。