Topics Q&A 時流解説
国内精神疾患レジストリ研究について教えてください
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- DEPRESSION JOURNAL Vol.11 No.2 20-21, 2023
- 著者名
- 小居 秀紀
- 記事体裁
- 抄録 / 連載 / Q&Aシリーズ
- 疾患領域
- 精神疾患
- 診療科目
- 精神科
- 媒体
- DEPRESSION JOURNAL
2018年度に「レジストリの構築・統合により精神疾患の診断法・治療法を開発するための研究(研究開発代表者:中込和幸)」が日本医療研究開発機構(Japan Agency for Medical Research and Development:AMED)障害者対策総合研究事業(精神障害)に採択された.国立精神・神経医療研究センター(NCNP)と日本精神神経学会が中心となって,レジストリ保有者となる「精神疾患レジストリ推進協議会」(以下,「協議会」)を設置し,縦断的な経過を追跡できる精神疾患レジストリの構築を推し進めている.その特徴は,診断を超えた精神疾患患者を対象としていること,主観的な満足感を主要アウトカムとしていること,縦断的なフォローアップを重視していること,である.本レジストリの意義に関して一人でも多くの国民の理解を得て,登録者が増えることによって,精神医療の標準化に寄与するとともに,大規模データの利活用研究が進むことによって,機械学習を用いた精緻な予測モデルを形成し,診断を超えて個別性を意識した長期的な転帰の改善に結びつく治療法の開発につながることが期待される1).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
