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Depression Research Update

双極性障害の病態における先天的・後天的デノボ変異


掲載誌
DEPRESSION JOURNAL Vol.11 No.1 30-31, 2023
著者名
西岡 将基
記事体裁
抄録 / 連載
疾患領域
精神疾患
診療科目
精神科
媒体
DEPRESSION JOURNAL

ヒトの遺伝情報は父親と母親から受け継いだものが大半ですが,父親の精子と母親の卵が形成される過程や発生発達の過程において一定の割合で突然変異が生じます.このような患者本人からは検出されるが両親からは検出されない新生の突然変異は「デノボ変異」と呼ばれ,精子・卵の形成過程で生じる先天的なデノボ変異と,受精後の発生・発達の課程で生じる後天的なデノボ変異があります(図).一般的に,疾患の発症に大きく関連する変異は自然淘汰を受けるため一般集団から見いだされることは稀ですが,デノボ変異は自然淘汰をほとんど受けないため,疾患の発症に大きく関連する変異が潜在的に含まれていると考えられます.実際に,自閉症スペクトラム障害や統合失調症などの精神疾患を対象とした大規模ゲノム研究では,稀なデノボ変異が疾患リスクに関与することが近年報告されています.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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