線維筋痛症(fibromyalgia)は,慢性の広範な疼痛および圧痛を特徴とし,抑うつ,不眠,疲労感,しびれ,ドライアイ,ドライマウス,過敏性腸症候群等の多彩な症状を呈する原因不明の疾患である.
古くから,関節や筋肉の疼痛を訴え,他覚的所見を認めない疾患群として「結合織炎」とされていたが,疼痛以外の症状を併発しているため,1976年に「線維筋痛症」と改められた.1990年に米国リウマチ学会により線維筋痛症の診断基準1)が発表され,世界的に認知されるようになった.2010年と2011年に米国リウマチ学会より予備的診断基準2-5)が発表され,圧痛点よりも身体症候が注目されるようになった.2016年には2010/2011年の予備的診断基準を改訂したものが発表された6).
古くから,関節や筋肉の疼痛を訴え,他覚的所見を認めない疾患群として「結合織炎」とされていたが,疼痛以外の症状を併発しているため,1976年に「線維筋痛症」と改められた.1990年に米国リウマチ学会により線維筋痛症の診断基準1)が発表され,世界的に認知されるようになった.2010年と2011年に米国リウマチ学会より予備的診断基準2-5)が発表され,圧痛点よりも身体症候が注目されるようになった.2016年には2010/2011年の予備的診断基準を改訂したものが発表された6).

