アジア精神医学世界大会(WCAP)
日本の救急施設における自殺未遂者と既遂者の自殺企図手段の比較
WCAP 2015 サルトリウスアワード(2015年)
掲載誌
DEPRESSION JOURNAL
Vol.4 No.1 34-35,
2016
著者名
衞藤暢明
記事体裁
抄録
疾患領域
精神疾患
診療科目
手術・救急
/
精神科
媒体
DEPRESSION JOURNAL
「救命救急センターに搬送された自殺企図者に可能な限り介入」福岡大学病院の救命救急センターは三次救急を担っており,年間50~70人の自殺企図者が搬送されてきます.そのうち約70%が未遂者ですが,救命救急センターに搬送される重症の自殺企図者は既遂者に近い状態にあると考えられますので,再企図防止のための介入が重要です.私は2006年から日に何度も救命救急センターに“足しげく通う”という方法で搬送されてきたほぼすべての自殺企図者およびそのご家族にかかわり,自殺企図に至った背景の調査やご家族のフォローなどを行ってきました.自殺企図者とひと括りにいいますが,年齢や性別,背景などは実に多様であり,有効な介入や支援などのアプローチも異なってしかるべきです.そこで今回の研究では,自殺の手段による致死性と重症度に焦点を当て,後ろ向き調査を実施しました.対象は当救命救急センターに2002年から2013年までの11年間に搬送された自殺企図者731人で(前任者のデータを含む),全例について精神科医が自殺未遂および既遂を判定し,重症度は救命救急センターの入院期間で判断しました.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

