Topics Q&A 時流解説
Q.精神保健福祉法改定後の現状について教えてください
掲載誌
DEPRESSION JOURNAL
Vol.4 No.1 26-27,
2016
著者名
中島公博
記事体裁
抄録
疾患領域
精神疾患
診療科目
心療内科
/
精神科
媒体
DEPRESSION JOURNAL
A.平成26年4月に精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の一部を改正する法律(以下,改正法)1)が施行された.改正法のポイントは,(1)精神障害者の医療の提供を確保するための指針の策定,(2)保護者制度の廃止,(3)医療保護入院の見直し―の3つである.保護者制度は,明治33年の精神病者監護法に遡る.主に家族がなる保護者には,精神障害者に治療を受けさせる義務などが課されていたが,家族の高齢化等にともない,負担が大きくなっているなどの理由から,保護者に関する規定を削除することになった.医療保護入院の見直しでは,医療保護入院における保護者の同意要件を外し,家族等のうちのいずれかの者の同意を要件とすることになった.この「家族等」というのは,「配偶者」「親権者」「扶養義務者」「後見人又は保佐人」を指し,該当者がいない場合などは,市町村長が同意の判断を行うことになった.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

