日本精神神経学会
精神科研修医のうつ病治療選択に関する日米比較:ケースビネット調査
日本精神神経学会学術総会 第1回優秀発表賞(2014年)
掲載誌
DEPRESSION JOURNAL
Vol.3 No.1 26-28,
2015
著者名
中川敦夫
記事体裁
抄録
疾患領域
精神疾患
診療科目
心療内科
/
精神科
媒体
DEPRESSION JOURNAL
「日米におけるうつ病診療の違いが明確に」一般的にうつ病治療においては,薬物療法では抗うつ薬の単剤使用が望ましく,ベンゾジアゼピン(BZD)系薬の長期使用は依存症などの弊害を生じると治療ガイドラインで指摘されています.しかしながら実臨床では抗うつ薬とBZD系薬併用の頻度は高く,その期間も長期にわたるケースが散見されるのが現状です.そこでわれわれは,日米精神科医の治療選択を比較検討し,ガイドラインとは異なるうつ病診療の現状や問題を浮き彫りにすることを目的として,今回の研究を計画しました.対象は,日米の精神科臨床研修プログラムを実施している大学やその関連病院に在籍する研修医ならびにその修了者81名で,ケースビネット方式を用いたオンライン自記式調査票による調査を実施しました.ケースビネットでは「軽症」「中等症」を想定したうつの2症例を呈示しましたが,「軽症」「中等症」の重症度はあえて呈示せず,対象者に症例の短い記述をもとに,回答してもらいました.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

