広島県アルコール健康障害対策推進計画に基づき,広島県依存症治療拠点機関である瀬野川病院が医療に関する事業を実施している。その活動は,アルコール健康障害サポート医およびアルコール健康障害サポート医(専門)の養成とアンケートによる診療などに関する意識調査,医療従事者等向け研修会,啓発としてのリーフレット作成・啓発カード作成,依存症専門医療機関連携会議の開催,依存症専門医療機関の現状の調査などである。第1期のアルコール健康障害対策推進基本計画が終了し,国は第2期計画を公表したが,広島県ではアルコール健康障害対策推進計画を第1期のまま2年間の計画延長という体裁とした。延長したアルコール健康障害対策推進計画でもアルコール健康障害サポート医の養成と紹介件数が重点施策と位置づけられ,数値目標も明記されているので,今年度以降もアルコール健康障害サポート医を養成し医療連携を促進するための活動を継続する。
特集 第2期アルコール健康障害対策推進基本計画
5.広島県アルコール健康障害対策推進計画の現状と今後:特に医療の面から
掲載誌
Frontiers in Alcoholism
Vol.10 No.2 31-36,
2022
著者名
加賀谷 有行
/
津久江 亮大郎
記事体裁
抄録
/
特集
疾患領域
精神疾患
診療科目
心療内科
/
精神科
媒体
Frontiers in Alcoholism
Key Words
広島県アルコール健康障害対策推進計画,広島県依存症治療拠点機関,アルコール健康障害サポート医,アルコール健康障害
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。